iPhoneを水没させてしまった経験はありませんか。
水没させてしまっても普通にiPhoneを使えた場合、故障していなかったと安心するかもしれませんが、実はそのまま放置するのはとても危険です。
今回は、iPhoneが水没してしまった時の対処法と注意点をご紹介します。
□iPhoneを水没させても使える?
iPhoneを水没させてしまってもそのまま使えることがあります。
使えれば一安心、と思うかもしれませんが、水没した後そのまま使い続けるのはとても危険です。
しっかり乾燥させたつもりでも、拭き取れない内部まで水分が侵入し残っていると、端末内の部品の腐食やショートの恐れがあります。
また、iPhone7以降の機種には防水機能が備わっているため、水中で使用しても大丈夫と思うかもしれませんが、それも危険です。
防水性能は8級が最大で、最新機種の場合は水中での使用も可能とされていますが、iPhone7〜XRでは防水性能が7級で、水中での使用は想定されていません。
水がかかってしまった場合は乾燥させれば良いかもしれませんが、完全に水没させた場合は放置するのは危険です。
さらに、新しい機種であっても防水機能は年々劣化します。
防水機能があるからといって無闇に水中や水回りで長時間使用すると、iPhoneが故障してしまうかもしれません。
□水没させてしまった時の対処法と注意点
iPhoneの水没後、そのまま放置して使い続けるのはとても危険です。
修理業者に依頼するのが最善ですが、まず応急処置が必要です。
1.電源を切る
水没直後はまず必ず電源を切りましょう。
無闇に操作するとショートの恐れがあります。
2.iPhoneケースを外す
iPhoneケースをつけていた場合そのケースにも水が付着しています。
これ以上内部に水が侵入するのを防ぐために、ケースを外してから本体の水分を拭き取るようにしましょう。
iPhoneの下部分にあるイヤホンジャックや充電コネクタ部分は特にミスが侵入しやすいため、慎重に拭き取る必要があります。
3.LCIを確認する
LCIとは、液体との接触を示す液体接触インジゲータと呼ばれる部分です。
主にSIMカードを挿入する部分の内部にあり、水濡れすると赤く変色します。
4.SIMカードを取り出す
SIMカードはiPhoneの情報が入った最も重要なパーツです。
SIMカードが故障するととても不便になるため、水没した場合はすぐに取り出し、安全な場所に保管しておきましょう。
水没した時は焦って色々な方法で対処してしまいがちですが、良かれと思ってしたことが絶対にしてはいけない行為である場合があります。
1.充電する
充電時に水と電気が触れ合うことでショートする恐れがあります。
水没後最低5時間は充電しないほうが良いでしょう。
2.ドライヤーや扇風機で乾かす
拭き取れない水分を乾かすためにドライヤーや扇風機の風を送ろうとする方もいるかもしれませんが、風を送ることでiPhoneの奥に水分が入り込む恐れがあります。
さらに、水分が入り込みやすいだけでなく、精密機械であるiPhoneは熱に弱いため熱風を送るのはとても危険です。
3.iPhoneを振る
中に水分が入った状態でiPhoneを振って水分を出そうとすると、端末内で水分が広がってしまうためこれもNGです。
内部に水分があると分かっていても、iPhoneが自然に乾くのを待ちましょう。
□まとめ
今回はiPhoneが水没した時の対処法を紹介しました。
iPhoneは水没してもそのまま使える場合がありますが、中に水分が入ったまま使い続けるのはとても危険です。
必ず修理業者に出す必要がありますが、その前に水没直後は電源を切り、ケースを外してから必ず水分を拭き取り、これ以上内部に水分が入らないようにするのが大切です。
LCIを確認して、SIMカードを取り出すのを忘れてはいけません。
水没後、普通にiPhoneを使えても必ず修理業者に依頼し、被害が広がらないようにしましょう。
水没により端末が故障しまい、どうしてもデータ復旧する必要がある場合には、以下の記事が参考になります。
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