銀行口座やクレジットカードの流出、不正利用はすぐに気がつくことが出来ます。しかしながらこのクローンiPhoneの怖いところは本人が知らない間に生き続けている、という点にあるように思います。
そんな恐ろしいクローンiPhone、皆様はどこまでご存知でしょうか?
明日は我が身?のクローンiPhone被害、是非ここで理解し、対策を行うようにしてください。
そもそもクローンiPhoneとは
言葉の通り、自分のiPhoneと同じ動きをするiPhoneがもう一台、世の中に存在するとお考えください。
さすがに電話番号に関してはSIMカードに紐付いているため自分のiPhoneと同じ番号での発着信は出来ませんが、これを使うとメールやLINE、FaceBookなどを覗くことはいとも簡単に出来てしまいます。
LINEは16年2月22日のアップデートバージョンを使えばクローン作成不可となりました。しかしながら既に作成されたクローンを閉じることは出来ないこと、バージョンアップを行わないとリスクは残っていること、など注意点は残っています。
クローンiPhoneの作り方
対策を知るにはどのように作られているかを知ることはとても大切になります。不快に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、どのような仕組みで動いているかを知り、対策を行うためとご理解ください。
- クローンを作りたいオリジナルのiPhoneをPCに繋ぎます。
- iTunesを立ち上げでバックアップを作成します。
- この際に完全なバックアップとする為にiPhoneのバックアップを暗号化を選択しておきます。
- 今度は初期化されている別のiPhoneをバックアップを保存したPCに繋ぎます。
- iTunesを立ち上げるとポップアップが出ますのでこのバックアップから復元を選択します。
これでクローンiPhoneの作成が完了しました。
このように作業時間も早ければ30分程度で終わってしまう簡単な作業でクローンiPhoneは作成出来てしまうのです。
クローンがあることに気がつくことができるか
基本的にはクローンの存在に気がつくのはかなり難しいと言えます。
【iPhoneを探す】の機能でクローンの場所を表示させることもできるのですが、【iPhoneを探す】や位置情報の送信がオフにされた時点でこの確認方法は無効となります。
興味本位の家族などは発見できるかもしれませんが、悪意を持った第三者であった場合まず位置情報はオフにされていると考えられます。
では対策は・・
基本としてはやはり
- iPhoneにパスコードをきちんと設定する
- 間違っても共有のPCに対してiPhoneのバックアップを取らないこと
- 30分程度でも抜き取られる可能性があると認識し、なるべく肌身離さず持ち歩くこと
などで対策して下さい。
合わせて、噂のLINEに関しては最新のバージョンにアップデートしパスワードをかけることで安心出来ます。
加えて可能であれば、PCやiPadなどからのログイン設定もOFFにすることをお勧めします。
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