iOS8.3で新しく出来るようになったこと
先日リリースさたiOS8.3へのアップデート。いくつかの変更や多数のバグ修正が含まれており、結局何がよくなるの?と疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。
そこで、ここでは”今まで出来なかったけど、新しく出来るようになったこと”を2つピックアップし紹介させて頂きます。
Siriで端末を触らずに電話を
iOS8.3で端末に”まったく触れることなく”通話が出来るようになりました。
と言うのも、これまでも「Hey Siri XXXXに電話!」と話しかければ”発信”までは出来ました。しかし、離れたまま会話を行うには端末を操作し、スピーカーモードにする必要があった為、「本当にSiriを使いたい場面」でイマイチ使い勝手の悪いものでした。
しかし今回のアップデートにより、【自動でスピーカーモードの設定で繋がる】ようになった為、そのまま一度も端末に触れることなく、通話が出来るようになります。
siriを呼ぶのは日本人感覚ですと少し恥ずかしいですが、料理をしながら、ゲームをしながら、など”ながら動作”で通話が使えます。法人のお客様でも運転中や作業をしながら、など活用のニーズがあるのではないでしょうか。
是非、照れずにSiriに呼びかけてみて下さい。
iPhone6がVolte対応
これが今回のアップデート一番の目玉でしょう。
ついにiphoneもvolteに対応しました。Volteとは”Voice over LTE”の略です!
VoLTEは「Voice over LTE」の略(モバイル業界では「ボルテ」と読むのが一般的)。もともとデータ通信用に開発されたLTEネットワーク上で音声通話を実現する技術だ。
これまでのスマートフォンはLTE対応であっても、音声通話を利用する際はLTEから3Gに自動的に通信を切り替えていた。
ASCII.JPより
・・・と言われても良く分かりませんが^^;
つまりは音声も4G回線を利用することにより
同じ携帯会社、かつVolte同士なら、以下のメリットがあります。
- 発信ボタンを押してから繋がるまでの時間が大幅に短くなる
- 高音質で通話が出来る(携帯特有の籠った声から自然な声に)、といったメリット
そして何より「音声とデータ通信を同時に利用する」際の利便性が大幅に向上しています。
今までdocomoやSoftBankでは、電話とデータ通信を同時に使うと、データ通信が4Gから3Gに落ちてしまい(さらに最大速度も下がります)、とても利用に耐えられるものではありませんでした。
さらにauに至っては音声とデータ通信の同時利用は不可、といった不便な状態が続いていました。
しかし、VoLTEを利用することで、
auを含むすべての携帯会社の回線で「電話中にも4Gで通信」が出来るようになったのです。
これはテザリングでPCやタブレットを利用しているときに大きな効果を発揮しそうです。
例えば、法人のお客様などは”車の中でPCを開きながらお客様と電話したい”なんてことが多いのではないでしょうか。
個人利用でも、地図を見ながら電話、iPadで動画を見ながら電話、など使えるシーンは沢山あると思います。
またSIMフリーiPhoneでもSIMを変えることなく、利用が出来るので安心です。
(auのMVNOサービスを利用している場合は”ネットワーク設定オプション”という無料オプションに加入する必要があるとのこと、ご注意下さい)
利用するにあたっては、アップデート後に「設定」➡「モバイルデータ通信」➡「LTE回線を使用(4Gをオンにする)」と進み、「音声通話およびデータ」と進むことでVolteのオンオフを切り替えることが出来ますので、iPhone6をお持ちの方は是非試してみてはいかがでしょうか。
iPhoneでの設定方法は以下のサイトで詳しく書かれています。
iPhoneでの「VoLTE」の設定方法(有効・無効にする方法) | iPhone Wave
最後に
いかがでしたでしょうか。今まで使っていた端末に新しい機能が追加されるとワクワクしますね。
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