外観について
外観としては何と言っても大きく、サイズは12.9インチのRetinaディスプレイ。前のモデルとなるiPad air2の9.7インチと比べるとさらに1.3倍ほどの大きさになっています。画面は大きくなったのですが、薄さは保っており、0.8mmしか増えない6.9mmです。
重さに関しては712gと流石にこれまでのモデルより軽いとは言えませんが、初代iPadと同じくらい、いわゆる週間少年ジャンプくらいの重さと言えます。このことから持つことは苦痛にならないと言えますね。
合わせて、大きくなったことで実現されたと思われる特徴として背面にスピーカーが4つ付いています。これは持ち方によってそれぞれ左右のバランスなどが調整されるとのこと、実際に使ってみるのが楽しみですね。
またカラーバリエーションはスペースグレー、シルバー、ゴールドの3色展開となります。
動作面に関して
動作面としましても、基本となるプロセッサーチップがA8XからA9Xへ進化。
一般的なラックトップPCと比べると80%高速とAppleは発表しました。これと12.9インチの画面が合わされば、iOS9の目玉となる複数画面の操作もかなり快適と言えるのではないでしょうか。
アクセサリ
これまで補足的な立場にあったアクセサリですが、今回のiPad Proで発表された2つの商品は、アクセサリの枠を超えてより重要な役割を持ちます。
その一つがApple Pencilというスタイラスで、これまでのiPadとスタイラスでどうしても気になる点としてあげられていた、画面にスタイラスを置いてから描写されるまでの遅延が殆どないだけでなく、圧力によって太さが変わる機能や、Pencil自体に搭載されている傾斜センサーにより手の向きと角度を正確に計算し濃淡を変えられる機能を搭載。
まさに紙に鉛筆で書くような書き心地を実現しているようです。
もう一つがSmart KeyboardというiPadカバーとキーボードを兼ね備えているものです。これまでもロジクールなどサードパーティ商品として同様のコンセプト品は作られていたのですが(ビジネスの場ではよく見かけますね)、そこはApple純正として大きな差別化がされています。
1番のポイントとしては、iPad側に搭載されているSmart Connectorと呼ばれる専用端子を用いて充電や接続が行われる点です。
これまでのiPadキーボードは、単体で充電が必要でかつ、接続にはBlouetoothなどでペアリングの設定が必要でした。
これがiPadに繋ぐだけで充電も接続も出来るということなので、一段と使いやすさが増しています。
最後に
いかがでしょうか。
だいぶMicrosoftのSarface対抗を意識した商品のようにも感じられます。
これまで「ビューワー」として「閲覧するもの」の役割が中心であったiPadがこのiPad proでは「入力」デバイスとしての機能が大きく向上しており、特にノートパソコンとiPadを二台持ちしていたような方には注目の品になるのではないでしょうか。発売が楽しみですね!
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