iPhone4Sのバックパネルとバッテリー交換修理は、作業工程が短く簡単ですので、このブログに書かれている修理マニュアルに従って、焦らずに作業すれば、全くの修理未経験の方でも必ず完成させる事が出来ます。
iPhone4Sのバックパネル・バッテリー交換修理
iPhone修理用部品は、アマゾン等で簡単に購入する事が可能です。
準備する部品・パーツ
交換するバックパネルを準備しておきましょう。《バッテリー交換のみの場合は準備する必要ありません。》
バッテリーもいろいろとありますが、あまり安いものだと保証が無い事があるので詳細をよく確認して購入しましょう。又、PSE認証取得済のバッテリーをお勧め致します。《バックパネル交換のみの場合は準備する必要ありません。》
修理用工具類
これが無いと分解が出来ず、全ての作業が出来ませんので必ず必要です。押し付けながら回せるタイプが使い易いです。
アネックス(ANEX) スーパーフィット精密ドライバー プラス
これは、軸径1.8mmで使い易いです。iPhoneのネジは大変小さいので、先端がマグネット式になっているタイプがお勧めです。
このヘラは両端の形状が異なり、状況に合わせて使い分けが出来るので大変便利です。
細かい作業になりますので、精密ピンセットもあると便利です。あまり力を入れ過ぎないようにご使用下さい。
自分の静電気で基盤が壊れたなんて事を防いでくれます。薄手のゴム手袋でも良いかと思いますが、あると安心なアイテム。
【iScrews】【分解ネジマップ/ネジ保管プレート】for iPhone (iPhone 4S)
これは、外したネジを入れておくのに便利です。どれがどこのネジだか分からなくなってしまう事を防いでくれる優れもの。修理に慣れていない方にはとくにお勧めです。
※静電気対策手袋とネジマップは必ずしも必要ではありません。手袋は更に安い薄手のゴム手袋でも良いですし、ネジマップが準備出来なくても、外したネジはA4程度の用紙に番号を書き、そこに両面テープなどを貼っておき、ネジを番号通りにテープに付けておけば後で無くなったり、どこのネジだか分からなくなる事がありません。
ここから分解・交換・組立の手順となります。
分解手順
Step1電源を切り、SIMトレーを抜く
最初に本体上部のスリープボタンを長押しして、電源オフボタンが画面に出たら、タッチパネルを操作し電源をオフにします。
完全に電源が切れた事を確認したら、SIM抜きピンを使いSIMトレー及びSIMカードを取り外します。
Step2星形ネジを外す
本体下部ドックコネクタの両側に付いている星形ネジ ①②を外します。
星形ドライバーを使用し、押す力を7・回す力を3で左にゆっくり回して外します。
この星形ネジ①②は、ナメ易いのでにご注意下さい!
注)全てのネジは、組み立ての際に必要となりますので、番号通りに保管しておいて下さい!
Step3バックパネルを外す
バックパネルを手で矢印の方向(上)にずらします。
バックパネルが割れている場合等は、手を切らないよう十分に気を付けて下さい。
バックパネル交換のみの場合は、これで取り外し終了です。新しいバックパネルを準備してSTEP13へ移動して下さい。
Step4バッテリーを外す為、③④のネジを外す
バッテリーのコネクタ部分に付いている③と④のネジをプラスドライバーで外します。
こちらのネジもナメてしまわないようにゆっくりと外して下さい。
Step5バッテリーを外す為、部品Aを取る
部品A(円の部分)をピンセットで横にスライドさせる感覚で取り外します。
これも後で元に戻すので、無くさないようにしてください。
Step6バッテリー接続端子を外す
メインボードとバッテリーを接続している端子を、ヘラを使い持ち上げて外します。Dockコネクタ方向からヘラを入れ、そこからバッテリ端子の銀色の部分のみを引っ掛けて持ち上げると、2枚目画像のように完全に分離します。
力を入れすぎるとメインボードを破壊する事もありますので慎重に行って下さい。
Step7バッテリーをヘラで持ち上げる
バッテリー本体を取り出します。バッテリーは両面テープで本体に張り付いていますので、まず上の写真の様に外側にヘラを入れ、てこの原理を使いバッテリを少し持ち上げます。
※先にバッテリー部分をドライヤーで30秒程温めると、持ち上げやすくなります。
注)ここでは必ず、先が平らなヘラを使って下さい。
Step8バッテリー本体を外す
次に、透明の持ち手を持ち上げる様にしてバッテリを本体から取り出します。フィルムを強く引っ張りすぎると持ち手の部分がちぎれる場合がありますので力加減にも注意して下さい。
フィルムを引っ張ってもなかなか取り出せない場合は、再度反対側からヘラを入れて、持ち上げて下さい。
注)フィルム側に、ヘラは入れないようにして下さい!メインボードが破損する恐れがあります。
ここまででバッテリーの取り外しは完了です!
さあ、あと一息!
これから交換部品の取り付け作業に入ります。
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